英語学習

コアレックス英和辞典《感想と回想》2019年も【おすすめ英和辞典】

国内で英語を少しずつ勉強し通訳案内士になりました。

30代から英語をやり直すと決めた時、まずは英和辞典を買い直すことにしました。

学生時代に使っていた辞書は、30代の初心者には使いづらいと感じたからです。

というわけで今回は、おすすめの英語辞書について感想と回想です。

コアレックス英和辞典以前

もともと使っていた英語辞典は、名前を聞けば誰もが知っているような有名な辞書でした。

購入時は十代で、内容というより「これを買っておけば安心」といったイメージで選んだと思います。

机上で英語を勉強するだけの学生だった頃は違和感を感じることもなく、その辞書には課題を解くのに沢山お世話になりました。

コアレックスに替えた理由

30代になってからもう一度英語やり直しを決めた時、その辞書はいったん置いておこうという結論に至りました。

久しぶりにページを開いた時、わくわく感が無かったからです。

理由は下記の3点です。

使いづらかった辞書3つの理由

文字が小さい…全体的に見づらい

黒一色で単調…めあての語が探せず眠くなる

難しい語が多い…知らない語ばかりで劣等感を感じる

もしも自分が順当に英語力を伸ばしていれば、その辞書で問題なかったと思います。

だけどその時わたしは30代やり直しの英語初心者で、無理なく勉強できる辞書を必要としていました。

そして見つけたのが旺文社コアレックス英和辞典 CD付」野村恵造・編(旺文社)です。

(注.この辞書は初心者向けではなく、「中級レベル」あるいは「高校生用」「大学入試対策用」として編纂された辞書です。)

コアレックス英和辞典と出会う

コアレックス英和辞典を気に入った理由は、いくつもあります。

コアレックスについて感想・レビュー

文字組が見やすい

語彙の重要度に応じ文字の大きさ・色を2種類ずつに分けてあり、とても見やすいです。

結果として、自分が探したい語をすばやく見つけることができます。

それぞれのフォントも小さ過ぎず、やり直し英語の初心者にも親切です。

同意語が一目で分かる

見出し語と類義語を並べて表示することにより、語の使い分け方が理解しやすくなっています。

たとえば"old"という語をコアレックスで調べると「語の使い分け」として、同意語の"aged""elderly""senior""ancient""antique"等についても比較して知ることができます。

間違えやすい表現の解説あり

ネイティブスピーカーへのアンケート調査をもとに、簡潔で丁寧かつ論理的に説明しています。

たとえば、"difficult"という語について

「遠回しに断りたいときに"不可能"といった意味で受け取ってもらえるか?」

という疑問に対し、ネイティブスピーカーの観点から「その意図が米・英の人には伝わらない可能性が高い」といった回答が具体的な理由とともに示されます。

読んで楽しい辞書

意味調べに役立つだけではなく読んで楽しめる工夫が随所にあり、ずっと飽きない辞書だと確信しました。

この英和辞典なら長きに渡って愛用できると思い、購入することに決めたのでした。

コアレックス高評価の理由3つ

この辞書を選んだ理由はたくさんありますが、理由をまとめるなら以下の3点になります。

コアレックスおすすめ3つの理由

ほど良く文字が大きい…全体的に見やすい

赤と黒の明快な2色刷り…めあての単語を探しやすい

ほど良く難しい語がある…知らない言葉を学べる




コアレックス英和辞典の色々活用法

単語の暗記帳として

英語辞書の活用法は他にもたくさんあり、コアレックスは単語を効率的に覚えるのに最適なつくりになっています。

前にも述べた通り語彙の重要度に合わせて色と大きさが違うので、優先的に覚えるべき語がひと目で分かるようになっているのです。

順番としては、赤刷りの大きな見出し語赤刷りの見出し語黒刷りの見出し語の優先順に覚えていけば間違いなし、といった感じです。

そして実際のところ大きな見出し語にはchild, eat, happyといった初歩的な語が多く含まれています。

その分、「全語暗記」というプレッシャーは少ないです。

と同時に、consumer, embrace, heritageのような初心者には珍しい語にも時々は出会え、赤文字の知らない単語を覚えるだけで相当に語彙数は増えます。

コアレックス英和辞典は、自分のレベルが上がるにつれ徐々に難しい語にレベルアップしながら覚えるための単語帳として大変すぐれています。

会話の例文帳として

この英和辞典には、コミュニケーションに役立つ表現としての定型文も意識的に掲載されています。

編者によると、英語の母語話者は日常的な会話をするとき、必ずしも単語を文法ルールに則って組み立てているわけではないそうです。

出来あいの定型表現を少しだけアレンジして済ませていることが多いとのことで、学習者もこの表現を習得しておけば会話がずい分と楽になると言います。

コアレックスには、このような会話でよく使われる選りすぐりの定型表現文が掲載されています。

やり直し英語の初心者にとっては特別に心強い会話の例文帳となるのではないでしょうか。

新語の情報源として

わたしが使用してきた従来のコアレックスは、自分が30代やり直しの英語初心者だった頃に購入したものです。

初版で発行年が2005年となっています。

その頃、コアレックスは生まれたての新しい辞書で、時代に即した新語を取り入れた英和辞典であることが既に見て取れました。

生きた言葉の学習

ほんの些細なことなのですが…たとえば、"email"に関連した言葉の収録が見受けられます。

また、"forward"という語の説明には、「郵便物を転送する」という説明に加えて、「Eメールを転送する」といった説明もなされています。

ところが、それ以前に使っていた別の辞書には驚くことに"email"に関連する言葉は見受けられません。"forward"という語の説明には「郵便物を転送する」という説明のみでした。

語学レベルはコアレックスよりも高く収録語数も多いのにです。その辞書の発行年は1992年となっています。

それは「1990年代から2000年代にかけてインターネットが世の中に急速に普及した」ことを現わしています。

編纂された時代が違うということで、一方の辞書では"He emailed his order"という例文を通して、"email"の動詞形を学べるのに対し、一方ではそれができないという事態に直面するわけです。

そして2019年の現在、わたしのコアレックス初版(2005年発行)で"cellphone"を調べることはできるのですが、"smartphone"は収録されておらず調べることができません。

初心者の英語やり直しポイント

英語辞典は新しい情報が掲載されているものを使って勉強を

旺文社コアレックス第3版の魅力

新たに加わった特徴

初版発行時は最先端の英和辞書だったこの書籍も時代に即して改訂を重ね、現在はコアレックス英和辞典 第3版(2018年発行)が出版されています。

第3版から加わった嬉しい特徴もありますよ。

特徴は以下の3点です。

コアレックス第3版の新たな特徴

その1:高校生が間違えやすいポイントを○×で解説

その2:英文の書き方マニュアル

その3:発音解説・会話表現の音声ダウンロードサービス

 

実はこの辞書もともとは高校生のために作られていて、その分とても親切で丁寧で分かりやすい内容になっています。

だけど高校生向けだからと言って侮ることはできません。初級から中級、上級の入り口まで学習者に長く寄り添ってくれる頼りになる存在なのです。

わたしにとってコアレックス英和辞典は英語の師であり、友であり、もしも家が火事になったら何はともあれこの辞書と中学英語教科書(自分にとって殆どバイブル)は持って逃げようと思っています。

使っていた英和辞典との再会

話は「前にお別れしていた辞書」に戻ります。

お別れと言っても、その辞書とは「しばしの別れ」といった感じで「いつか必ず再会する日が来るだろう」と思い、捨てずに本棚に取ってありました。

30代から突如としてやり直し英語を始めたわたしでしたが、紆余曲折あり現在は曲がりなりにも通訳案内士です。

初心者だった頃より少しだけマシな英語を使えるようになった今、昔は難しかった辞書を見返すと「それほど難しくないな」と思えるようになりました。

辞書がくれる気づき

自分の成長を自分で実感するのはとても難しいことなのですが、一冊の辞書と長く向き合うことで、ふと自分の変化に気がつく時など本当に勇気づけられます。

通訳案内士の国家資格を目指し始めた頃、調べたい語をコアレックスだけでは徐々に賄いきれなくなり、その時は、いよいよ自分も上級英語への第一歩を踏み出したと実感したものでした。

とは言え、コアレックスが自分にとって唯一無二の存在であることにずっと変わりはありません。

今となっては、この辞書は自分が人生を終えた時には棺に入れてもらいたい一番の本だと考えているほどです。

というわけで、初心を思い出し基礎学習に立ち返れる辞書として、2019年も「旺文社コアレックス英和辞典」をわたしは自信を持っておすすめします。

あなたにも一冊の辞書との素敵な出会いがありますように。