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通訳案内士の下見は入場無料になります?【施設によっては減免です】

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通訳案内士の下見で入場無料になる施設があると聞きました。

それって本当ですか?だとしたら入場料を減免してもらうには、どうしたら良いの?

 

ともみ
ともみ
そんな疑問を持っていませんか?

 

九州・沖縄・中国地方(岡山を除く)全県&高知県で下見の経験がある、わたしがお答えします。

通訳案内士の下見は入場無料になります?【施設によっては減免です】

これまで6年間に渡り、通訳案内士として様々な施設の下見を経験しました。

入場料が減免され、無料になる傾向も分かったのでお伝えします。

確定団体は無料で下見入場しやすい

通訳案内士が無料で入場できる可能性が高い場合で、下記の一例がありました。

入場無料(減免)になりやすい場合

  • ツアー催行日が決まっている。
  • エージェントが決まっている。
  • 観光の時間帯が決まっている。
  • 貸切バス数台口の団体旅行である。
  • エージェントが予約している。

下見で入場料が最も減免になりやすいのは、クルーズ船・オフィシャルツアーのような数台口の団体バスツアーです。

エージェントが、施設に前もって観光の日時予約を入れることが多いためです。

あるいは、1台のみのバスツアーでも、催行日・エージェント・団体名などを申請すれば、下見が無料(入場料減免)になる施設もあります。

特に予約を入れていなくても、無料で見学できることが多いです。

※ただし窓口でエージェントや団体名などの情報を訊かれることがあります。

FITや未確定でも無料で入場下見できる時

個人のツアー(FIT)でも、催行日・エージェント・お客さま人数が分かる場合は、入場無料になりやすいです。

 

ろっく
ろっく
エージェントが前もって予約していなくても、無料で見学させてもらえる場合もあるよね

 

その他、通訳案内士の下見であれば、入場料が減免となる施設も中にはあります。

未確定でも無料かもしれない施設

  • 通訳ガイドの下見が無料と決まっている施設
  • 下見のための減免ルールが厳しくない施設
  • 下見と伝えると無料にしてくれる施設

減免ルールが特に厳しくない施設であれば、催行日・エージェント・お客さま人数を訊かれることなく無料で入場できます。

観光当日はお客さまの通訳ガイドなので、無料で入場することができます。 ※観光地の性質によっては適用されない場合も稀にあります。

無料で入場するため準備するもの

減免ルールが厳しくない観光地であれば、ガイド証の提示で入場させてもらえます。

施設によっては、事務所や窓口で申請書類の記入を求められることもあります。

準備するとよいもの

  • ガイド証(国家資格証)
  • 通訳案内士の名刺
  • 団体名・人数などの情報
  • エージェントの住所や電話番号
  • エージェントの担当者の氏名

入場料減免の手続きの際、会社の住所や電話番号を書く欄があっても慌てずに済むよう、担当者の名前も合わせて準備しておくと良いです。

ガイド証の提示ではなく、通訳案内士の名刺を求められることもあります。

すぐに出せるよう持参すると安心です。

無料にならない施設で通訳案内士の下見や入場料金はどうするのか?

通訳案内士でも、自主研修のための見学では無料にならない施設もあります。

自主研修の下見は入場無料になりにくい

例えば、下記のような場合は有料になってしまうかもしれません。

無料になりにくい

  • いつ来るか分からない仕事の下見
  • 将来を見越した自己研鑽のための下見
  • 催行日・エージェント・人数を言えない下見

その際は、将来的な仕事を見越した勉強として自費で入場します。

とは言え、いつかは観光案内(仕事)で訪れるための見学なので、自己負担は痛手ですよね。

交渉できる時間の余裕があれば、ダメ元で減免をお願いしてみるのもありです。

断られた場合は、入場料を払って勉強させていただきます。

(※下見や研修は全て領収書を取って、確定申告の際に経費で計上してください)

美術館・博物館・テーマパーク・遊覧船

これまでの経験で、通訳案内士でも入場料が減免されない傾向にあると感じた施設です。

無料にならない傾向

  • 美術館
  • 博物館
  • テーマパーク
  • 遊覧船

状況は日々刻刻と変わっていきます。場所によっても多少の相違があるため、ご自分で見学される際には改めてご確認ください。

通訳案内士が自己負担で下見する時

通訳案内士の資格を取りたての頃は、できるだけ安く済ませようとしていました。

ですが最近は、敢えてお金を払った勉強もするようにしています。

有料でも学ぶ価値あり
(旅行客として参加)

・ガイド付き団体ツアー…団体の誘導や観光案内の歩行順路を参考にできる。
(通訳ガイドの勉強におすすめはクラブツーリズムのテーマ旅行です)

・添乗員付き団体ツアー…旅程管理を見て学べる。(自分が添乗員を経験した後で利用すると更に効果的)

・観光タクシー…地元のドライバーならではの情報を持っている。限られた時間で効率的に見られる。

・地元の観光ガイド…土地の案内の仕方を効果的に学べる。

必要に応じて、上記の下見方法がおすすめです。

通訳ガイドデビューを迷っている人の独学にも、ぴったりだと思います。

また全てのケースにおいて、交通費・宿泊費・食費は、基本的に自己負担です。

宿泊を伴う下見は、こんな感じで行っています。

各種ツアーを利用して、効率よく周れると良いですね。

わたしも引き続き、日本全国の勉強に力をいれていきます。