通訳ガイド

通訳案内士の需要は《英語以外》では【イタリア語】がある事実

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通訳案内士の需要が気になります。

英語以外だと需要がある言語は何ですか?

ともみ
ともみ
そんな風に思ったことはないですか?

様々な国籍のお客さまアテンド経験がある、わたくしがお答えします。

通訳案内士の需要は英語以外だとイタリア語がある事実

イタリア語 通訳案内士の需要

これまでの体験から、英語以外の言語ではイタリア語の需要があると感じます。

イタリア語の需要がある

根拠は以下の通りです。

  • 過去2年間でイタリア船籍の船で10回ほど就業しました。
  • 数台口の団体バスツアーでお客様は殆どイタリア人でした。
  • イタリア語の通訳ガイドさんが来ることは少なかったです。
  • 上記以外でもイタリアの船は数多く日本に寄港しています。

    ※国際クルーズ船なので、英語が得意なお客様が多いです。中には、得意ではないお客様もおられました。

他にも、イタリア語人材が確保できないという声を各方面で聞きます。

「稼働中のイタリア語・通訳案内士は九州に4人ほど」と聞いたこともありました。

時々お見かけするイタリア語ガイドさんは、主にロングツアーで稼働しているそうです。

関東圏で長期間に渡るツアーが多く、イタリア語で仕事には困らないとのことでした。

英語 通訳案内士の需要

日々の仕事を通じて、年間100日程度の稼働日数ならば需要はあると感じます。

地方在住ですが、活躍中の通訳ガイドさんを目にする機会が多いからです。

それ以外の根拠として、英語は世界共通語という強みもあります。

また、英語を母語としない旅行者のツアーにも呼んで頂けることが意外と多いです。

多種多様な国籍

香港・台湾・中国・フィリピン・タイ・シンガポール・ベトナム・インド・インドネシア・マレーシア・アフガニスタン・ドイツ・フランス・スペイン・イタリア・オランダ・ギリシャ・マルタ・モナコ・ルーマニア・オーストリア・スイス・デンマーク・ノルウェー・サウジアラビア・イスラエル・南アフリカ・スリランカ・ロシア・ベラルーシ・ポーランド・メキシコ・アルゼンチン・ウルグアイなど...

覚えている限りでは、上記の国籍のお客様をアテンドしました。(思い出せない国や英語圏を入れると、もっと多いです)

ろっく
ろっく
フットワークを軽くして、一生懸命に取り組めば仕事は増えるよ。

英語について大きな特徴は、日帰りツアーの仕事が他の言語よりも多いことです。 ※日帰りツアー就業のため前泊を伴うことあり。

英語とイタリア語以外の通訳案内士の需要はあるのか?

中国語 通訳案内士の需要

中国語ついては、どうでしょうか。

英語ガイドをしていると、中国のお客様が多く乗る船に呼んで頂けることも時々あります。(欧米系のお客様が少人数いる場合など)

その際は、下船口で自分のお客様が出て来られるのを待ちます。

そこでいつも目にするのは、船内から旗を持って降りて来られる中国人ガイドさん達の姿です。中国を母港とする船からは、何十組もの団体と共に何十人ものガイドさんが一緒に降りてきます。

中国人のみの団体ツアーは、自国のガイドと一緒に行動する様子が多く見て取れます。

中国語は?

  • 下船口で日本の通訳ガイドさん(中国語)とご一緒したことが今までところありません。
  • バスツアー業務が多いドライバーさん達も、中国人の団体には中国人ガイドさんが同行してくると言っていました。
  • 中国語の通訳案内士の需要は、中国人ガイドさんで満たされているのではと推察します。

また、香港や台湾の団体に英語ガイドが呼ばれることも結構あります。

韓国語 通訳案内士の需要

中国からの団体と同じく、韓国からの団体ツアーにも自国ガイドが多く同行する印象です。

前に、韓国人のツアーガイドさんと仕事場で、ご一緒する機会に恵まれました。

韓国語は?

  • 韓国人ガイドさんが、自国のお客様を連れて日本に来る機会は多いそうです。
  • 韓国語と日本語は親和性が高く、日本語が流暢な韓国人ガイドさんは沢山います。
  • 加えて、昨今は国際事情により日本を訪れる韓国人旅行者が激減しました。

日本で韓国語を専門とするガイドにとっては、更に厳しい状況かも知れません。

スペイン語 通訳案内士の需要

日本全国で就業できるなら、スペイン語ガイドの仕事もあると思います。

スペイン語で生計を立てたいなら、ロングツアーでの稼働を目指すと良いかも知れません。

スペイン語は需要があるかも

根拠は以下の通りです。

  • 過去に取引先からスペイン語ガイドさんの紹介を何度か頼まれました。
  • 自分のお客さまの中にも、スペイン語圏の方が時々いらっしゃいます。
  • スペイン語を母語とする団体ツアーで就業させて頂いたことがあります。(英語で代替)
  • 他の通訳案内士(英語)で、スペイン語団体の経験がある方もおられます。
  • 通訳ガイドが見つかれば、スペイン語で手配したかったそうです。

フランス語 通訳案内士の需要

フランス語に関しては、稼働できる人が増えつつあるようです。

わたしが九州の業務(日帰りツアー)でお会いしたフランス語ガイドさんは、東京から来られていました。

それだけ、フランス語が必要とされているのではないでしょうか。近年では、フランスの船も日本に寄港するようになりました。

どの言語にも言えることなのですが、日帰りや単発のツアーではなく、ロングツアーやクルーズ船の乗船ガイドなどで就業できれば収入は安定すると思います。

ドイツ語 通訳案内士の需要

ドイツ語ガイドさんは、過去に2名だけお見かけしたことがあります。

ドイツのお客様も英語で手配される場合が多々あります。本当はドイツ語が良いのだけれど、見つからなかったケースだと思います。

そういった理由から、ドイツ語の仕事はあると感じます。

タイ語、ロシア語、ポルトガル語は?

タイ語、ロシア語、ポルトガル語の場合、稼働できる人の数が少ないです。

そのため、仕事があれば業務を独占できる確率は高いと思います。

ですが、イタリア語・フランス語・スペイン語・ドイツ語と同様、英語で代替されてしまうケースが大変多いです。人材はいても、遠くから交通費や旅費を出してまでは呼べない場合もあると聞きました。

需要はあっても、上手く供給できていないのが大きな課題だと思います。

ということで、まとめです。

通訳案内士の需要は?

今すぐ参入するなら、イタリア語の稼働率が高いかも。就業したい場合は、お早めの行動を。