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通訳案内士【1次試験対策②】独学で筆記試験に合格するには?《地理編》

通訳案内士【1次試験対策②】独学で筆記試験に合格するには?《地理編》
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通訳案内士の一次試験・地理に独学で合格したい人いますか?

わたしは自分なりの工夫で勉強し合格しました。

今は、ご依頼に応じて稼働する通訳案内士です。

 

通訳案内士の地理に独学で合格することはできるか、できないかと問われたら...?

 

ともみ
ともみ
わたしの答は「できる」です

 

打つべき手を見極めれば、通訳案内士に独学合格は可能だと考えます。

通訳案内士・一次試験(日本地理)の場合、①前年度合格または②総合・国内旅行業務取扱管理者 ③一般・国内旅行業務取扱主任者 ④一般・国内旅行業務取扱主任者認定証保有者 ①~④いずれか合格で受験科目免除になります。(2021年現在)

通訳案内士の地理に独学で合格するには?一次試験対策

下記は、通訳案内士の地理で独学するために大切なポイントです。

過去問題を解く

通訳案内士の地理について、今ある知識は置いておいて、まずは独学で過去問題を解くことから始めます。

 

ろっく
ろっく
自分の点数を知れば、何点アップで合格できるか分かるよ!

 

過去数年分の試験問題を何の準備もせずに解いてみて下さい。

通訳案内士の模擬試験で、自分が今取れる点数が分かれば大丈夫です。

一次試験までに足りない点数アップを目指し、あとは覚えていきます。

過去問題を解き自分の平均点が分かった時点で、過去の問題はいったん忘れてください。

受験者が取り組むべきは、これから出される問題だからです。

  • 「足りない点数アップ」というのは、「手抜きや楽をして通訳案内士への抜け道を探す」という意味ではありません。
  • 同じ努力をするにも、より結果が出やすい努力の仕方があるのでは?という考えのもと、いくつかの提案をしたいと思います。

※筆記試験過去問題の一部は、日本政府観光局・JNTOの公式サイトで閲覧可能です。また、通訳案内士 過去問題で検索すると上位表示されます。

観光地を覚える

通訳案内士・地理で独学を始めたいのであれば、各都道府県の観光地を覚えてください。

自分の居住区の観光地名や所在地は知っていても、他の場所だと名前と所在地が一致していない場合が多々あるからです。

観光地というのは、例えばテーマパークや名所旧跡・景勝地・温泉などのことです。

また、代表的なお祭りも一緒に覚えておきます。

日本各地に点在する観光地名は、北海道から沖縄まで所在地とセットで覚えてください。

文字だけで暗記しようとすると単調で眠くなります。

地理対策として絵や図で覚えられるような本、見開きに一つの県が掲載されているシンプルものが独学にはおすすめです。

北海道から沖縄まで楽しく学べます

 

まずは、浅く広く知識を増やしていく勉強法で大丈夫です。

その本に飽きてきたかな、と感じたら別の参考書や科目で気分転換します。

地形を覚える

通訳案内士の地理の独学では、山・山脈・川・湖・湾・平野も覚えるといいですね。

山や川の名前というのは、大きな川や山または山脈のことです。

各地に点在する湾や湖も忘れないようにしてください。合わせて平野と盆地も勉強します。

それらには、国定公園・国立公園・世界遺産なども含まれます。山には火山も含まれます。

参考書は、分かりやすい絵や地図で示されている本を選ぶと効果的です。

小学生や中学生向けの本、子供向けの本を活用すると独学しやすいです。

気候・地形・産業・名所・特産品を勉強できます

 

覚えるというより、楽しんで読んでいくといった感じでどうぞ。

国宝や世界遺産も覚える

通訳案内士の地理の独学で、国宝や世界遺産は、名前から覚えるのがおすすめです。

その後で、地図上でどの場所(都道府県)に位置するのか意識します。

名称や所在地名のみ覚える場合はリストをコピーし、肌身離さず持ち歩くと良いですよ。

 

そうすれば、1分でも1秒でも時間がある時に見ることができます。

いつも見られるようにするのは、思い出す回数を増やすため(忘れる隙を与えないため)です。

 

国宝や世界遺産を覚えるにつれ、歴史にも詳しくなれます。

地理と歴史を覚えるということは、すなわち…

一般常識科目の対策にもなり、一石三鳥です

「覚える」というのは「思い出す」行為のことです。

勉強した内容を繰り返し何度も思い出ぜば、記憶に必ず定着していきます。

世界遺産・特産品・産業など勉強できます

 

地形だけに偏るのは危険なので、土地に関連する知識も同時進行で入れます。

都市や特産物も覚える

地理の独学では、県庁所在地のみならず、名所・史跡・景勝地・温泉・国宝や世界遺産がある都市名まで覚えます。

各地でつくられる農産物、工業製品、伝統工芸品、製造品にも目を向けてください。

農業、漁業、林業などに留意することも重要です。

特産物は主な工業や産業などと関連づけて覚えると良いです。

飽きたり眠くなるのを防ぐには、複数の参考書で交互に独学することが効果的です。

独学で通訳案内士の地理(一次試験)を乗り切るために

ここからは、通訳案内士の地理の独学にくじけにくくなる考え方です。

地理の独学で挫折しないために

通訳案内士の一次試験において地理は出題範囲が明確に決まっています。

正答を知らなかったとしても、回答はマークシート式です。

他の知識があれば、消去法で正解する可能性があります。

北海道から沖縄までムラなく独学してください。北から南まで全て日本地理の範囲です。 

※図書館で借りるなら、下記のような参考書がおすすめです

各観光地を簡潔に的を射て勉強できます
まとまっており内容に厚みあり。日本の国土に関する知識増強に最適です

通訳案内士の地理は、覚えるべき事をしっかりと覚えさえすれば点数が取れる科目です。 

   通訳案内士・地理科目の回答は4択マークシート方式

わたしは何の準備もせずに通訳案内士の一次試験で過去問題を解いたら、どの年度も30点は取れました。

(受験決意当時の点数です。頭が悪くてすみません)

一次の合格基準が70点として、0点を70点へ引き上げるのは失敗確立が高いです。

ですが、今ある30点を40点引き上げることができれば?

70点に到達で通訳案内士に合格と考えました。

一次試験までの期間で30~40点アップなら実現可能性が高い。

※イメージとしては100点に近づく感じで勉強します

そう考えると少し気持ちが楽になりました。

そして独学を続け、結果は合格でした。

地理科目は全部で3回受験たのですが、各章で取り上げた項目をしっかり覚え一度も落ちたことがありません。

ということで、まとめです。

通訳案内士の地理に独学で合格するには?
  1. 過去問題で出題傾向と実力把握
  2. 子ども向けの本を参考書に活用
  3. 参考書は常に複数で刺激を保持
  4. 北海道から沖縄まで全てが重要
  5. とにかく思い出す独学を継続

淡々と前進あるのみです。

そうすればきっと合格に近づけます。