通訳案内士の一次試験で地理と歴史を覚えるのが苦しいです。
手軽にできる覚え方はないですか?
試験まで日にちが無く、短い期間でたくさん覚えられると嬉しい。
わたしも受験時は必死でした。
ということで、地理と歴史を覚える裏技をお伝えします。
当ブログ運営者は、この方法で地理と歴史に3回合格しました。
今はいちおう全国通訳案内士です。
通訳案内士の地理を覚える裏技
目から情報を入れる
裏技の準備体操として、参考書のことを少しお伝えしますね。
通訳案内士の地理を覚えるコツは、絵や図が豊富な参考書を使用することです。
種類を多く使うことも大事で、あまり数を増やしたくない場合も2冊は準備したいところです。
片方に飽きたら、もう片方の参考書に移ることができ、眠くなったり飽きるのを防げるからです。
文字による情報だけでなく、絵や写真を見て覚えると勉強が劇的に楽になります。(※同じやり方は通訳案内士の歴史にも活用できます)
声を出して動き回る
ここからは、通訳案内士の受験勉強で、わたしが実践した裏技に入ります。
座りっぱなしで長時間の暗記が苦痛になり、編み出した方法です。
わたしは、地理や歴史を覚える時は必ず声に出していました。
声は大きな声でなくても大丈夫です。
自分にだけ聞こえる呟き声で、充分に効果がありました。
大きな声でないと覚えられない人は、好みで声量を調節してください。
裏技の外せないポイントとして、発語する際は身体を一緒に動かします。
身体の動かし方は、気分に合わせて数パターンあると落ち着きます。
身体を動かす一例
- 頭を振る
- 手首を動かす
- 歩き回る
- 腕をぐるぐる回す
- 立ち止まって足踏みする
- 片足立ちで浮いた方の足首を動かす
- 肘や膝から下をぶらぶらさせる
など何でも良いです。
自分が最も楽だと思える動きを必ず伴うようにします。
発語中は座らず、常に立ち上がり動き回っている形ですが、手には参考書を持っています。
はたから見ると相当に恐ろしい状態ですが、短い時間で覚えるのに最適でした。
(一回目の受験は通訳案内士試験まで半年を切っていたけれど、これで地理・歴史・一般常識には合格しました)
参考書を見て覚えながら、歩いたり動いたりして発語しますが、声に出すときは参考書は見ません。
実践する際は、歩き回れるくらいのスペースを確保して行ってください。
自宅で同居の家族などおられる場合、怪しまれないよう、事情を説明しておくと安心です。
家族の理解が得られなかった人や、一人暮らしでもアパートで足音を立てられない人等は、どこか別の場所を確保して行ってください。
観光地をヒントにする
通訳案内士の地理を覚える際は、観光地がある場所を意識すると良いです。
下記のように、テーマで括ると覚えやすくなります。
通訳案内士の地理のテーマ
- 国宝、重要文化財
- 日本遺産、世界遺産
- 重要伝統的建造物群保存地区
- 日本で最も美しい場所31選
- 死ぬまでに行きたい日本の絶景ランキング10選
旅行の口コミサイト、海外のニュースで取り上げられた観光地など、気をつけるとよいですよ。
近年そういった観光地は、日本人旅行者の間でも人気が出やすくなっています。
国内パッケージツアー、バスツアーのコースに多く選ばれているスポットに注目しておくと良いかもしれません。
季節のお祭り・行事・伝統芸能といった話題性のある場所など、気をつけてください。
通訳案内士の歴史を覚える裏技
耳から情報を入れる
これも通訳案内士の歴史と地理の両方で使える裏技ですが、インプットとアウトプットは同時進行します。
目で見て覚えたことを発語で再現しながら、自分の声を耳で聞き記憶に焼き付ける、という裏技です。
声に出して覚えるのは、通訳案内士の地理と歴史で同じ手法になります。
その際は、身体も一緒に動かすことを忘れないでください。
耳から情報を入れたければ、録音を聴く方法もあり得ますが、それだと受け身(インプットのみ)になる恐れがあります。
インプットとして聞くのみならず、声を出し口を動かせばアウトプットも同時に可能です。
受験勉強の行き過ぎで変になったと怖がられないよう、人が居ない場所か理解が得られる場所で実践すると安心かと思います。
語呂合わせで覚える
通訳案内士の歴史は主要な年号も暗記するのですが、それは語呂合わせで覚えます。
語呂合わせ集の参考書も探せば見つかります。
ですが、適当で大丈夫なので、語呂合わせは自分で考えた方が効果的です。
与えられたものを学ぶより、自分の中から湧き上がるイメージで覚えた方が、何倍も記憶しやすいからです。
(念のため、語呂合わせの本も貼っておきますね)
通訳案内士の受験勉強は長時間に渡るので、飽きるのを防ぐため変化をつけます。
自分で考える語呂合わせも、暗記の工夫のひとつです。
年号をめぐる思索では、インプットとアウトプット両方が実現できます。
地理と歴史を結びつける
通訳案内士の地理と歴史は、範囲が決まっているとは言え、覚える量が多すぎ絶望していませんか?
一見手に負えないように見える地理と歴史ですが、じつは暗記をすればするほど楽になります。
受験を決意した頃は、わたしも地理と歴史は、勉強するにつれ苦しくなるのではと心配していました。
ところが、いざ始めて見ると、実際は楽になっていく一方でした。
地理に詳しくなることで、それにまつわる歴史に詳しくなり、歴史を勉強することで、地理の知識が増える実感を得られたからです。
歴史には必ずゆかりの場所があり、地理にも必ずゆかりの歴史があります。
両者は独立独歩の関係にあるのではなく、どこかで繋がる親戚のようなものです。
地理と歴史を結びつけることで、覚えた知識は確かなものになります。
とは言え、わたしは本当に頭が悪く無知な受験者でした。
おかげで、いつも新鮮な気持ちで「へぇ~そうだったのか。そうかそうか」と関心しながら、全ての科目をインプットできたことが、逆に幸運だったと思います。
基本的には淡々と覚えるスタイルではありましたが、胸の奥には学びに対する小さな感動が常にありました。
わたしは全く取るに足りない存在で、自分を過信せず続けられたのが、合格の要因だったかもと思います。
とうことで、まとめです。
- 目から情報を入れる
- 耳からも情報を入れる
- 発語でイン&アウトプットする
- 発語の際は身体も一緒に動かす
- 感動しながら地理と歴史を結びつける
声を出して覚えながら身体を動かすとは、怪しい裏技と思われるかも知れません。
ですが、暗記がはかどらず苦しい時、騙されたと思って試してみてください。
わたしはこれで3回合格しましたよ。