おひとりさまで旅行に参加した感想を知りたい人いますか?
わたしも元々は、団体のパック旅行に自分一人は気まずいのでは?と思っていました。
ということで今回は、おひとりさま参加による旅行の感想を「添乗員と旅行客」両方の立場からお伝えします。
おひとりさまで旅行に参加の感想は「普通にあり得ます」
おひとりさまの旅行感想について書いているわたしは、元添乗員です。
2年以上にわたり100日ほど国内添乗しました。
元添乗員の身の上で、旅行客としてパックの団体旅行(国内)に申し込んだこともあります。
感想からお伝えすると、ツアーで「おひとりさま」は気まずくないです。
全然普通にあり得ますよ。
ツアーごとの一人参加の割合
気になるツアーごとの一人参加の割合ですが、わたしが添乗した国内旅行(主に日帰りのバスツアー)では、少ない時で2~3名、多い時で7~8名がおひとりさまでした。
観光バスの定員が最大45~49名なので、割合で言うと全体の1~2割前後が単独申し込みだったことになります。(時と場合によって割合がこれより高い時もあり)
わたしは添乗員になる前は...
前に一度だけどうしても行ってみたいバスツアーがあったのですが、
「一人で参加すると気まずいかも」と不安で、本心は一人で申し込みたかったバスツアーに友人を誘ったこともあるくらいです。
というわけで、元々は
・「一人参加で団体旅行は気が引ける」といった考えを持っていました
・ですが添乗員でお客様をお迎えする立場になり意見が変わりました
殆ど全てのツアーで想像していたよりもずっと、おひとりさまが多かったからです。
参加者の年齢層・性別・雰囲気
お客様の年齢層について、自分の経験では20代・30代もお見かけしましたが、どちらかと言うと40代から上の世代が多めでした。
小さな地方都市でのことなので、関東や関西の大都市圏では若年層の申し込みも地方に比べると多いのかもしれませんが...。
性別は男女問わず、どちらも来られました。初対面の人どうし気まずさは無く、打ち解けて行動されている方も多かったです。
とは言え、おひとり参加でも性格や旅の仕方は様々でした。
・本当に自分だけの時間を楽しみたい人
・旅を通じて他者とのふれ合いがしたい人
雰囲気としては両方おられた感じです。
自分の好みに応じて、他の旅行者との距離感や、過ごし方を決めておくと良いと思います。
日帰りツアーと限らず、HISのバスツアーなど一人でも参加可能です。
バスツアーや団体の他に、もっと広い範囲で探したい場合一人旅特集も見てみると良いですよ。
おひとりさまが気まずい印象は無い
添乗員をする前は正直なところ、自分が旅行者で「パックの団体旅行だと、おひとりさまは気まずく肩身が狭い思いをすのるでは?」と不安でした。
けれども、前章でお伝えした通り
- おひとり参加のお客様は大概どのツアーにもおられます
- それを知ってから団体旅行に一人で行けるようになりました
添乗員の感想からすると「おひとりさまが何名も来られる団体ツアー」というのはよくある風景で、お連れ様の有無は問わず、お客様は全て大切な存在です。
・単独行動だからと言って特に「寂しい人」という印象は受けませんでした
・当のお客様方も気まずい雰囲気はなく思いおもいに楽しんでおられました
結局のところ「気まずい」「寂しい」と感じるのは、一人で参加することに戸惑っていた自分自身の気の持ちようだったと気づいた次第です。
あと、時節柄「バスツアーはちょっと気が進まないな」という人には、日本旅行がおすすめです。こちらはJR・新幹線+宿泊のセットプランが充実しています。
日本旅行では、ひとり旅のプランもいろいろ選べます。
一人参加で気まずくならないために
ところで添乗員を経験してみて、一人参加のお客さまで気まずい思いをせずに旅を楽しんでおられる方には、共通点があることに気がつきました。
一人参加と限らず全ての人が気をつけると良いことでもあるのですが、次の点にしっかり注意を払っておけば、おひとりさまでも必要以上に目立つことは無いと思います。
①添乗員からの伝達事項にしっかり耳を傾ける
②出発時間と場所は思い違いをせずに理解する
③自由行動中も緊急の連絡が取れるようにしておく
グループであれば何か不測の事態(集合ミスなど)を起こしてしまった時に、恥ずかしさや気まずさも分け合えますが、一人だと「自己責任」の目で見られがちです。
自分だけの不注意でツアーを遅れさせたと思われないよう、出発時間にはくれぐれも気をつけたいものですね。
元添乗員がパックツアーに一人参加した感想は「大丈夫でした」
一人参加でも団体ツアーに抵抗が無くなったわたしですが、添乗に出なくなってからは団体のパック旅行に15回以上、同伴者なしで行ってきました。
団体旅行における「おひとりさま」のコツも分かったので、感想を下記に共有します。
団体旅行(パックツアー)に一人参加のメリット
ツアーに一人で参加するメリットとは、自分が好きなように観光地を楽しめることですよね。
・時間を費やして同伴者と旅行日を合わせる必要も無ければ
・急なキャンセルでも連れに負担をかける心配もありません
大型バスのツアーであれば、運よく座席を広く使えることもあります。
希望者が最大定員に達しておらず、座席に余裕がある場合など2席を一人に割り当ててもらえるためです。
観光中は、自由行動の範囲内で好みの順路と観たい場所に時間をかけられますし、同伴者との会話に気を使う必要も無いですね。
誰にも気兼ねなく、自分の感覚に没頭できるところが一人参加のメリットと言えます。
団体旅行(パックツアー)に一人参加のデメリット
ツアーに一人で参加することのデメリット(=寂しい人と思われないか心配)と言えば...
ごく稀に(ほとんど起こらないことです。わたしは旅行客としては15回中一度だけ経験しましたが...)一人参加者が自分だけの時があることでしょうか。
- わたしは旅行業の経験があり、今となっては団体の中にひとりでも「こんな日もあるか」と平気になりました
- しかしながら、おひとりさま初心者であれば「やりづらい」という感想を持たれるかもしれません
でも、大丈夫ですよ。
おひとりさまが多そうなツアーを意識して選べば、そういった事態は高い確率で避けられます。
対処方法は次の章でお伝えしますね。
おひとりさまでツアーを楽しむコツ
ということで、おひとりさまで参加するツアーを楽しむコツです。
「ツアーには興味があるけど気まずくならないか心配」という方は、下記に気をつけると気まずさを解消できます。
①グループが多そうな土日祝日を避ける
②一人で二席を使えるバスツアーにする
③旅行のオフシーズンを狙って参加する
④要所でガイド付きのツアーも活用する
⑤おひとりさま限定のツアーに申し込む
グループが多そうなツアーについては、土日祝日のほか連休など、個人旅行でも家族連れ・大人数の観光者が増え道路も渋滞しやすくなります。
人が少ない日に行ければ、バスツアーでも座席を2席もらえる確率が高まります。
・食事の座席は、わたしが経験したツアーでは他の人達と相席でした(食事中に寂しい思いをすることも基本的には無い)
・バスは参加者が多いと相席、余裕がある場合は2席の傾向でした
中には、バスで2席使えるよう設定されているツアーあります。バス座席の相席が苦手な場合は、そういったプランを選ぶのもコツです。
また、「一人の料金は割高でお得感が無い」と感じる人もいるかもしれません。
その場合、お得料金になるオフシーズンを狙う手もあります。
わたしはオフシーズン(冬)のお得なプランで沖縄へ行きました。混雑を避けられ気温も暑すぎず快適に過ごせました。
沖縄に行った時は団体ではないパックツアー(飛行機&宿泊のお得なフリープラン)を利用し、現地オプションでバスツアー(ガイドつき)を活用しました。
団体ツアーではなく、フリープランで飛行機&ホテルの予約がしたい場合は
がお得で手配が楽です。現地でバスやタクシーに乗りたくない人には、レンタカー付のプランもありますよ。
自由時間を持て余してしまうかもと心配な時は、興味の範囲に応じて現地でガイドさんがつくプランなど別途手配してみるのも良いかと思います。
それでも心配な場合、おひとりさま限定のツアーであれば、他の参加者も一人です。宿泊ツアーなど特に「自分だけ一人かも...」という気まずさも無くなりますね。
独自の取り組みとしては、HISのひとり参加の限定企画(シェア旅) など面白そうです。
わたしも宿泊の団体旅行に申し込んだ際は、おひとりさま限定ツアーを選びました。オフシーズンで催行のプランにしたため、比較的お得に行けて楽しかったです。
おひとりさま限定のツアーで利用しやすいプランだと、クラブツーリズムあたりが充実してます。
まずは国内旅行の近場から、ひとり旅はどうでしょうか。
・HISの一人旅特集orバスの日帰りツアーが良ければHISのバスツアーもあり(※ひとり参加OKの宿泊バスツアーもあります)
・日本旅行のひとり旅or日本旅行はJR・新幹線+宿泊のセットプランも充実
フリープランで、飛行機&ホテルの予約がしたい場合は
が便利でお得です。
必要に応じて参考にしてみてください。