ボラヘやボラセクの韓国語らしい発音を知りたい。
ハングルで書いたら、言い方はどうすればいいだろう?
そんな風に思っていませんか?
当ブログ運営者はBTSと語学が好きな通訳案内士です。
専門言語は英語ですが、ハングルも少し読めます。
・ボラヘ…BTSのV(テテ)による造語。和訳で「紫するよ」「紫します」を意味する
・ボラセク…実際に使われる韓国語で「紫色」を意味する
ボラヘとボラセクの発音を韓国語でする時に気をつけておくとよいこと
ボラヘとボラセクの韓国語の発音ですが、「本当にこれで合っている?」と思うことはありませんか?
わたしは思っていました。
というのも、韓国語と日本語のは発音は違うため、カタカナでは100%正確に表せないからです。
ボラヘを韓国語で発音すると
日本では「ボラヘ」のカタカナ表記で親しまれる、ハングルの「보라해」について。
当ブログ運営者は、韓国語を勉強していて、表現のポイントに気づきました。
当初はハングルが読めず、十分な考察もできませんでしたが、韓国語が少し分かる今は違う見方ができるからです。
一言でいうと、「ボラヘ」ってじつは「ポラヘ」かも?と思いました。
ハングルによるボラヘの考え方
ハングルによる「ボラヘ」の考え方で、韓国語らしい発音にするなら?
「ボラヘ」より「ポラヘ」と書く方が、より韓国語っぽいと思うようになりました。
カタカタで書くと今ひとつ分かりにくいですが...
はじめの音が「ボ(Bo)」ではなく「ポ(Po)」になる感じです。
さらに見やすくするため、ローマ字で書いてみますね。
・ボラヘ…Bo ra he(韓国語を他言語で表す場合これも完全な間違いではない)
・ポラヘ…Po ra he(韓国語の発音ルールに基づいて書くなら文字はPが近い)
発音をローマ字で表すと、「Borahe」より「Porahe」の方が韓国語らしくなります。
理由は、「ハングルの考え方(決まり)に合っているから」です。
ボラヘをポラヘと発音する理由
「ボラヘ」を「ポラヘ」と読む理由ですが、「ポラヘ」の「ポ」はハングルで「보라해」の「보」から来ています。
カタカナの「ボ」にあたる部分は、ハングルで「보」と表し、この文字に含まれる「ㅂ」が韓国語らしさのカギとなります。
この「ㅂ」ですが、語の中で2文字目以降に来ると、「バ行」で発音し、語の頭に来ると「パ行」で発音する決まりです。
それに照らすと「보라해」では「ㅂ」が語頭にあるため、「ボラヘ」より「ポラヘ」とした方が韓国語の音声に近くなります。
分かりやすい例だと、韓国料理の「ビビンバ」は韓国語だと「ピビンバ」と聞こえたりしますね。
ポラヘをボラヘとする理由
しかしながら、「ボラヘ」の表記も完全に間違っているとは言えません。
というのも韓国語の中には、カタカナでもアルファベットでも完璧には表現できない音声があるからです。
日本語を他の言語で書こうとする時も、同じことが起こりますよね。
例えば「らりるれろ」の音など、正確には「L」でも「R」でも表せなかったりします。
そんなわけで、カタカナの「ボラヘ」も「ポラヘ」も実際はハングルの「보라해」と当たらずとも遠からず、と受け止めておくとよいと思います。
「보」の音声は厳密にいうと、「Po」とも「Bo」とも異なり、わたしの耳には「Po」と「Bo」を足して2で割った音に聞こえる時があります。
発音としては語頭に来れば「Po」に近く、2文字目以降に来れば「Bo」に近い感じです。
(ボラヘも最大限ハングルに近づけて表記すれば「ポラヘ」といった程度)
言語とは、それほどまでに繊細で奥深いものなのですね。
韓国語の発音でボラヘとボラセクを考える時に注意するとよいポイント
前章では、「ボラヘ(紫するよ)」を韓国語で発音する時のポイントを考察しました。
せっかくなので、本章では「ボラセク(紫色)」の発音も見ていきたいと思います。
ボラセクを韓国語で発音すると
「ボラヘ(紫するよ)」の例にならい、「ボラセク(紫色)」を韓国語らしく発音するなら?
「ポラセグ」とするのが、最もハングルの決まりに合う気がします。
理由は「보라해」を「ポラヘ」とした時と同じく、「보」の音を語頭で「ポ」と読むためです。
また「ボラセク/보라색」の語尾にある「セク/색」の音は、韓国語だと「セグ」に近い発音になります。
ボラセクの語尾にある韓国語らしさ
日本では「ボラセク」と表記され、親しまれるBTS関連の韓国語について。
カタカナ表記だと、諸事情により、これで仕方ない部分がありますよね。
当初はわたし自身、韓国語の知識が無く、V(テテ)によるコメント音声も「ボラセク」に聞こえていました。
けれど、今になってよく耳を澄ませば、V(テテ)は「ポラセグ」と言っているように聞こえます。
そんなわけで、「ボラセク」をもっと韓国語っぽく言ってみたい人には、「ポラセグ」をおすすめしたいと思います。
ハングルによるボラセクの考え方
とはいえ、「ボラセク」と「ポラセグ」のどちらが正しいと主張するつもりはありません。
先にお伝えした通り、韓国語と日本語の音声は微妙に違うため、ハングルを100%正確にカタカナに置き換えるのは不可能です。
当ブログがこの記事を書いた目的は
「BTSが好きで韓国語を勉強する人が、ふと自分と同じような疑問にぶつかった時、一人で悩まなくて済むよう、解決のヒントにして頂きたかったから」
です。
この記事を読むことで、あなたの疑問が少しでも解消できたなら、当ブログ運営者は大変に嬉しく思います。
ハングルの勉強はこの先も続ける予定なので
ということでまた。