洋楽で英語を勉強するやり方を、いつも考えています。
音楽好きで聞く時間が長く、勉強に結びつけたくて。
当ブログ運営者は、洋楽が大好きな通訳案内士です。
30代から日本国内で英語をやり直し、後に国家資格を取得しました。
その経験をもとに、誰でも気軽にできる勉強法を発信中です。
洋楽で英語を勉強するやり方【アーティスト選曲からリスニングまで】
英語の勉強を洋楽でする方法について、以下のやり方で行うとよいですよ。
着実に進められるよう、曲選びからリスニングまで順に説明します。
リスニングしたい曲の選び方
まずはリスニングしたい曲の選び方ですが、自分の好みを最優先してください。
洋楽で英語を勉強する場合、「あり得ないくらい聞き返せる歌」
が上達の助けとなるからです。
選曲の基準は、メロディーやサウンドはもちろん
- 歌声が好き
- 発音が好き
- 歌詞が好き
の3つを満たせば続けやすくなります。
音楽を使ったリスニングで、毎日の生活に溶け込ませ、聴き続けるのが上達の秘訣です。
おすすめの洋楽アーテイスト
音楽で英語を勉強するのに、おすすめアーテイストとして、3つのパターンがあります。
- 作曲者で選ぶ
- 歌唱者で選ぶ
- 歌詞から選ぶ
作曲者で選ぶ場合、その人の曲をどれだけ好きになれるかがポイントです。
歌手で選ぶ際は、声質や発音、雰囲気がポイントとなります。
歌詞で選ぶなら、文章の体を成していて、語彙も使いやすいものがおすすめです。
歌詞で単語や文法を勉強する
洋楽で英語をリスニングというと、歌詞で単語や文法を学べます。
曲選びに際しては、詞が文章のような作品が、英語学習にはおすすめです。
リスニング上達を狙うなら、同じ歌詞を曲の中で、くり返し聞けるものが適します。
なおかつ、少しだけ知らない単語が出てくるものだと、さらに勉強に良いです。
日常で使える表現なども学ぶ
洋楽の歌詞の中では、日常で使える表現も学べます。
単語や文法だけでなく、構文やイディオムなど、決まった型を意識すると効果的です。
といっても、「この歌詞はSVCの文型」など、分析しながら聞くわけではありません。
文の中で語彙がどのように配置されているか、大まかに感じながら聞けば大丈夫です。
そして歌詞を見て、理解できない型に出会った時は、文法書や辞書などで調べます。
歌詞の発音で音声を学習する
音楽で英語を勉強する場合、歌詞から発音も学べます。
歌を聞く際は、特に自分が苦手な発音に注意して聞くとよいですよ。
・LとRの違い
・BとVの違い
・FとHの違い
・SとShの違い
・Th音
など、英語特有の音声に慣れることで、リスニングも上達します。
なおかつ、歌詞の中で言葉の特徴を、理解するのもポイントです。
- 意味や発音は知っているけれど、歌になると聞き取れない英語
- 呪文のように聞こえ、何を言っているのか全く分からない歌詞
など、音と音が繋がっていたり、短縮されていたりする場合もあります。
そんな発音に一つずつ慣れるのが、リスニング上達への近道です。
英語の勉強を洋楽でする方法【音楽で楽しみながら語学力を伸ばそう】
ここからは、洋楽で英語を勉強するために、効果的な方法を伝えます。
日々の学習に取り入れて、ぜひともリスニング上達したいものです。
好きな歌を何度も聞き続ける
音楽で英語を勉強する際のポイントは、同じ歌を何度も聞き返すことです。
飽きずに続けられるよう、必ず「自分が好きでたまらない歌を」選びます。
リスニングとは基本的に時間をかけて上達するもので、まずは聞く時間を増やすことが大事です。
そのため、選曲は最も重要なポイントとなります。
好みの音楽で、なおかつ歌詞をざっと聞いてみて、何となく聞き取れそうな感覚があるものを選ぶとよいですよ。
この時点で、歌詞の読解は気にし過ぎる必要はありません。
聴こえない歌詞を探しあてる
好きな音楽で洋楽を見つけたら、次は英語の歌詞に注目します。
何度も聞き返すうちに、「ここは聞き取れないな」と思える箇所が見つかるはずです。
その際は、歌詞を見て、発音と語彙を照らし合わせてください。
「聞こえない」→「歌詞を見る」→「聞こえない」→「歌詞を見る」と、くり返すうちに、徐々に洋楽が聞き取れるようになります。
聞こえなかった歌詞が、知らない単語や文の作りをしていた場合は?
必ず英語の意味や文法事項も調べてくださいね。
ただし、この時点で歌詞の読解は完璧でなくても大丈夫です。
意味が分かるまで聞き続ける
好きな音楽を見つけて、聞こえない歌詞を調べたら、次は意味が分かるまで聞き続けます。
リスニングが上達しつつ、続けていくポイントは「あまり完璧にし過ぎないこと」です。
・音楽に面と向かって真剣に聞き取るよりも、何かをしながら時には聞き流します。
・日々の生活に英語が入り込むことで、多少なりとも脳に刺激が行けば大丈夫です。
とにもかくにも諦めず聞き続けてください。
分かるような、分からないような状態でも、とにかく聞き続けることです。
すると徐々に意味が取れるようになります。
やり方は、「疑問に思う」→「調べる」→「疑問に思う」→「調べる」で、くり返すだけです。
忘れた意味や分からない文法は、つど必ず調べてくださいね。
その際は、他人が作った日本語訳に頼り過ぎないことがポイントです。
MVやライブなど映像も観る
音楽で英語を勉強する際は、音源だけでなく、MVやライブ映像も観ると効果が増します。
視覚に訴えれば、アーテイストや音楽に対する関心が深まり、気分転換にもなるからです。
語学の習得に欠かせない「感情への働きかけ」にもなり、新しい音楽の発掘もできます。
リスニング学習には、ライブ(音楽ステージ)映像の配信サービスも活用しない手はありません。
同じリスニングをするにも、方法を少しずつ変えた方が、何倍も続けやすくなるはずです。
英語学習の気分転換も、いっそのこと英語でしてしまおう。
というわけで、時に楽しみながら英語を学習してはどうでしょうか。
リスニングで上達するために
なお音楽によるリスニング学習では、成果を急ぎ過ぎないこともポイントです。
英語の聞き取り能力を養うには、従来とても時間がかかります。
けれど、リスニングを上達したくても、聞く勉強だけでは、聞き取れるようになりません。
・単語の意味を調べる
・文の作りを意識する
・文法事項を確かめる
など、分からない部分は放置せず、必ず対処が必要です。(完璧でなくても良い。)
問題点を意識して、洋楽を日々学習に取り入れることで、聞き取り能力は徐々に伸びます。
そして最後は、今は聞き取れない洋楽が、聞き取れるようになります。
あなたの大好きな音楽で、さらに語学力が伸びればいいですね。
わたしも引き続き好きな洋楽で、英語学習やリスニングを続けます。
というわけで、また。