通訳案内士に登録するなら健康診断書の提出が必要でしたね。
内容は精神機能障害の有無についての診断となります。
「そういえば、わたしも全国通訳案内士の登録時に提出したな」
と思い今回は、健康診断書を取得した時のエピソードをお話しします。
通訳案内士の健康診断書あるいは精神障害のことなど
「通訳案内士の精神機能障害の有無」という響きですが、何だか気になりませんか?
わたしは初めて目にした時、「どんな検査なのだろう」と少し不安でした。
そして調べた情報をもとに、診断書は「内科で普通に入手できる」と楽観していたのですが...
通訳案内士の精神障害について
本題に入る前に、通訳案内士の健康診断書(提出義務)について、少し振り返っておきます。
通常、全国通訳案内士の資格を持つ人が「全国通訳案内士」になるには、居住地の都道府県知事に登録申請書を提出し、登録を受ける必要があります。
その際に提出する書類の一部が、「精神機能障害」の有無についての「健康診断書」です。
当ブログ「ともみろく」運営者は、長崎が拠点の通訳案内士です。
ということで、下記に長崎県庁のサイトから提出書類(説明内容)を引用します。
・健康診断書(医師法による医師免許の交付を受けた者による健康診断書で、精神機能の障害の有無を確認できるもの)
※健康診断書フォームも当該HPからダウンロード可
説明を読む限りでは、「何科のお医者さんに診てもらう」といった決まりは無さそうですね。
通訳案内士の精神障害の有無
それにしても「精神障害の有無」や「健康診断書」といった言葉には、どこか不穏な響きがあります。
健康診断って...「身長や体重を測ったり採血されたり?」と一大事の気がしてきました。
しかも、精神障害の有無って...「心理テストとかされる?」なんて不安がつのります。
面倒くさいのは嫌だなと思い、情報を調べました。
そして分かったのが、「心の専門医とは限らず内科でも外科でも(?)大丈夫」らしいことでした。
なので、わたしは一番近くの内科へと直行しました。
内科で断られた通訳案内士
内科でも外科でも診断してもらえる!と思い、すっかりその気で内科を訪れたわたしでしたが、受付でその旨を伝えたところ、少し戸惑った表情をされた気がしました。
「先生に聞いてきますのでお待ちください」という対応のもと、5分ほどして「内科は専門外だから受付できない」との回答を頂きました。
健康診断と言っても、軽い問診程度のはずで、わたしが医者であれば喜んで引き受けるけどな。シロウト目から見ても利益率が高いビジネスに思えるけれど...
と不遜な考えを抱きつつ、「話が違う」と心の中でつぶやきました。
通訳案内士の精神障害で健康診断書の顛末
というわけで、わたしの場合、内科では診断書が取れませんでした。
専門外のお医者さんだと断られる場合もあるのね、と思い情報を下記に共有します。
結局のところ心療内科へ
通訳案内士の健康診断書について、別の内科や外科に行き、また断られるのは嫌なので、わたしは最寄りで心療内科を見つけ、そこへ行くことにしました。
今のところ心療内科を訪れたのは、その一回限りですが、こんなご時世、誰だっていつ何時お世話にならないとも限りません。
その道のプロの問診ってどんなんだろうと興味もあったので、これを一つの人生経験としようと考えました。
そんなわけで、わたしは結局のところ心療内科へと辿りつきました。
これで解決!と思い、軽い気持ちで訪れたのですが...心療内科って予約が必要だったのですね。
心療内科でも悲しい展開に
今度はさすがに断られることは無かったものの「予約なしだと順番が最後で、今から1時間以上はお待ち頂きますが大丈夫ですか?」という、これまた悲しい展開でした。
予約なしで訪れた自分が悪いのですが、先に内科で疲弊していた気持ちに、さらに追い打ちがかかります。
けれど、その気持ちを家に持ち帰りたくなく、待つことにしました。
その頃は英語の参考書を持ち歩くのが習慣になっており、待ち時間は勉強をして過ごしました。
(それでも長かったですが…やっぱり本を持ち歩くって良いな、と実感したものです)
通訳案内士の精神障害の確認ついに
通訳案内士の健康診断書なんて、すぐに取れると楽観していたわたしでしたが、結果的には心療内科の待合室で1時間以上(実際は2時間)も待機とは、われながら愉快な顛末です。
しかしながら問診は15分ほどで、あっけなく終わりました。
※費用は当時3,000円ほど
本当はもっとあっけなく5分で終わるのだけど、長く待たせたと思い、先生が少しサービスして下さったかな?といった雰囲気でした。
「英語は留学して勉強を?」といった楽しい雑談で、精神機能障害の有無について確認を頂けました。(封をして渡されたので診断の内容は読んでいません)
ところで今回この記事を書くにあたり、内科で断られた人はいるのかどうか、改めて調べてみました。
すると他にも、内科で断られた方が一定数おられたようです。
そんなこともあるので、もしも心療内科を避けたい方は、内科などへ事前に問い合わせ確認して行かれた方が良いかと思います。(わたしのように悲しい目に遭わないよう)
わたしに関しては、これも一つの人生経験だと思っていますが。
あるいは診断書を取るにあたっては、これを機にあえて心療内科を訪れてみるのも良いのでは、とも思います。(何事も経験なので)
いずれせよ、あなたは滞りなく健康診断書が取得できると良いですね。
無事に登録ができ、全国通訳案内士の第一歩を踏み出されますよう...
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