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英検2級でリスニングのコツと裏技は本番ではなく練習のやり方にあり

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英検2級のリスニングで、コツと裏技を知りたい人いますか?

今から伝える方法ですが、ぶっつけ本番ではなく、必ず練習でおこなってくださいね。

 

ともみろく
ともみろく
というわけで今回は、英検2級のリスニングのコツを伝えます

 

当ブログ運営者は、国内で英語を勉強してきました。

英検2級のレベルからやり直し、今はいちおう通訳案内士です。

英検2級でリスニングのコツと裏技は本番ではなく練習のやり方にあり

英検2級のリスニングですが、コツや裏技などあれば、だいぶラクになりますよね。

そこで、練習でコツをつかみ、本番に役立つ裏技を伝えます。

リスニングの過去問題に慣れる

英検2級のリスニングで裏技をするためのコツですが、まずは過去問題に慣れてください。

過去問題を聞かないと、要領をつかめず、裏技もできなくなるからです。

「英検2級のリスニングのコツが分からない」人は、2級を受験当時のわたしもそうでしたが、過去問題と向き合えていない場合が多いと思います。

「自分は過去問題をたくさん聞いているのに、それでも聞き取れない」という人は?

おそらく「聞く量」か「改善」がまだ足りていません。

というわけで、過去問題は同じ音声を何度もくり返し聞きます。

同じ音声を繰り返し聞き続ける

リスニングで同じ音声を何度も聞くのは、聞こえない語を一つでも無くすためです。

過去問題は英検の公式サイトにあり、そこからストリーミングもダウンロードもできます。

念のため

・ストリーミング…オンライン(インターネット通信)で音声を聞くこと
・ダウンロード…音声をスマホやPCに入れオフライン(通信なし)で聞くこと

ですね。

リスニング原稿も英検の公式サイトで見たり、印刷したりもできますよ。

それぞれの環境に応じ(スマホで見づらい/印刷できない場合)、市販の問題集(紙の書籍)を使うのもよいです。

いずれにせよ、同じ音声教材(公式サイトだと過去3回分)を、しつこく何度も聞き続けることが大切で、そうすれば耳が少しずつ英語に慣れます。

具体的には1日1時間として1年間は続けるといった感じです。

(1年もかけたく無い場合、1日あたりの聞く時間を増やしてください)

人や動物・場所の名前に注意する

ですが音声をいくら聞いたところで、「問題の改善」が無いことには、「成長」も「克服」もありません。

リスニングのコツとして、「人の名前」「国の名前」「動物の名前」を表す単語に、まずは注意してみるとよいですよ。

人名や地名、生き物の名前には、それ自体を表す意味しかありません。

だから意味をとる場合、あまり深く考える必要はないですよね。

リスニングが苦手な人の場合、人名や地名をきちんと聞き取れず、ただの名前なのに、あたかも意味が深い語のように勘違いすることがあります。

そして他の重要な語を見落として、本当に聞くべき意味が聞き取れなくなりがちです。

その場合、名前を表す単語を他の語と区別できると、段違いに意味が取りやすくなります。

まずは「人の名前」「国の名前」「動物の名前」と他の語を区別できるよう、意識して練習するとよいです。

日本語と英語で音の違いを知る

ところで「名前を表す単語」で聞き取りにくい英語といえは、どんな言葉があるでしょう。

一例として、国の名前であれば「ベトナム」を表す「Vietnam」があります。

「ベトナム」は英語と日本語で発音する音声が、すさまじく異なる語の代表例です。

その他「ポルトガル」を表す「Portugal」も、知らなければ聞き取りにくいと思います。

動物の名前だと

「コアラ」が「クア~ラ」
「ドルフィン」が「ドーフィン」

みたいに聞こえるなど、例をあげればきりがないですね。

人名も、文字で見ると「なんだ、こんな名前だったんだ」と思うことって、ないですか?

ここで実例を一つずつ取り上げることはしませんが、人名や国名や動物名は、音にだまされず意味さえ分かれば「よく知っている名前」の場合が多いです。

そんな風に、全体の中から「注意すべき部分はどこか?」の知識を増やすだけでも、聞き取りは改善できます。

リスニング裏技は英検2級のコツを準備の段階からしっかりつかむこと

リスニングで英検2級のコツは、上記の裏技を活かせるよう、聞き取り練習することです。

ということで、あと少し聞き取りの裏技とコツを伝えます。

短縮形の音声に特に気をつける

英検2級のリスニングのコツとして、「can’t」「won’t」のような短縮形も見落とせません。

音声だと語が弱まって「can’t」が「can」に聞こえたり、「won’t」が「want」に聞こえたりするからです。

・過去形で「couldn’t」が「could」に聞こえたり「wouldn’t」が「would」に聞こえたりする場合もあるかもしれません。

・「should」と「shouldn’t」でも同じことが起こると思います。

あるいは文中に溶け込んで、存在自体に気づかなくなることもあるでしょう。

よく使われる語なので、文字で見ると意味も取りやすいですが、音の性質でリスニングだと聞きづらくなるので要注意です。

カタカナ語の思い込みを無くす

また単語の中には、日本語としてよく知る言葉なのに、英語になったとたん聞こえなくなる語もあります。

例えば

「トンネル」が「タノ」
「アンテナ」が「エンテナ」

みたいに聞こえるなど、特徴を知らなければ気づきにくいですよね。

代表例として「ビール」を「ビア」みたいにいうのは、誰もが知るところと思いますが

リスニングを勉強する際は「日本語でよく知るカタカナ語」(外来語)ほど、注意深く、調べ直す必要があります。

他には「チェンジ」が「チェインジ」、「エンジェル」が「エインジェル」など。

ちょっとした違いで聞き取れなくなって、点を落とす人は意外と多いように思います。

しかも「エインジェル」は、より英語っぽく言うと「エインジュル」「エインジュ」みたいになりますよね。

こうなると日本語の発音「エンジェル」は、もう跡形もないですね。

日本語と英語の間には、こういった違いが数限りなく存在します。

※説明を伝えやすくするため、あえてカタカナを使っていますが、カタカナと英語の発音は、本来は全くの別ものです。

発音を覚える際、全てをカタカナで考えることは、おすすめいたしません。

知らない語は英語のまま聞き取る

とはいえ、普通は英検のリスニングで100%正解するなんて、至難のワザです。

できるだけ100%目指して、聞き取りに励むのは大切ですが、「聞き取れない語」には本番で必ず出会います。

その際、あわてて点を落とすのは大変もったいないです。

そこで「意味が分からない語」は「意味が分からないまま」で、「とりあえず聞き取る」裏技を発動します。

つまり何が言いたいかというと...

「コアラはユーカリの葉が大好物で、木の上でよく眠ります」

といった、例文で考えてみてください。(伝わりやすいよう日本語の文にしています)

この場合、極端な話「コアラ」という動物を知らなくても、文の流れから「コアラ」が「人間」なのか「動物」なのか想像できますよね。

また「ユーカリ」という植物名を聞き取れなくても

「葉が大好物」「木の上で眠る」をヒントに、「コアラは人間ではない」と考えることができたら...

たとえ「コアラ」という動物を知らなくても、「コアラは動物なのでは?」と推測できます。

あるいは、「コアラ」が動物と分からなくても、とりあえず「ユーカリが好き」「木の上で眠る」のは、分かりますよね。

そんな風に、テスト本番で分からない語が出て来たら、「とりあえず音のまま聞いて」「文の内容から答えを出す」のも一つの裏技です。

練習の際は意味を調べることができるので、分からない語は必ず意味調べしてください。

「なぜ聞き取れなかったのか?」の理由を突き止めれば、対策と改善ができます。

ただし、本番では意味調べできません。

ということで、いったんは「意味を調べずに聞き取る」練習もしてみてください。

それで、あまりに無理だと感じたら単語対策を!
【関連記事】英検2級の単語の覚え方10選【簡単な方から一つずつ解説】

第2部の難しい音から慣れていく

上記のコツを踏まえて英検2級のリスニング練習をする際は、もう一つ裏技があります。

それは「難しい内容の問題から先に慣れていくこと」です。

英検2級のリスニングテストは、「第1部」と「第2部」で出題され、話される内容は、後の問題になればなるほど難しくなります。

そこで当ブログ「ともみろく」が提案したいのは

英検2級のリスニング練習は、公式過去問題の「第2部」(もしくは市販の問題集の中で難しい例題)から始めよう

ということです。

「第2部」から慣れておけば、比較的やさしい内容の「第1部」がラクに感じられます。

「やさしい問題に時間を取り、難しい問題に手をつけず当日を迎える」といった事態も避けやすくなるでしょう。

これは、練習であえて負荷をかけ、成長を早める裏技です。

いつだったか、プロのスポーツ選手で

「空気が薄い場所(山の上)でわざと練習し、本番がラクになるよう備える」

といった人がいましたが、英語の練習も同じ理論でできます。

練習から難しい問題に慣れておくと、本番が意外とラクになるかもしれませんよ。

「コツや裏技」とは、決して「手抜きやズルをして点数を稼ぐ」ことではなく、「練習をさぼらずに、いかに弱点を減らしておくか」が大切なのですね。

2級のリスニングは、下記10のポイントに気をつけると、練習しやすくなると思うのですが、どうだったでしょうか。

英検2級リスニングのコツ&裏技
  1. リスニングの過去問題に慣れる
  2. 同じ音声を繰り返し聞き続ける
  3. 人や動物・場所の名前に注意する
  4. 日本語と英語で音の違いを知る
  5. 短縮形の音声に特に気をつける
  6. カタカナ語の思い込みを無くす
  7. 知らない語は英語のまま聞き取る
  8. 第2部の難しい音から慣れていく

どれか一つでも、あなたの英検2級リスニングの、コツや裏技になれば幸いです。

わたしも引き続き勉強し、創意工夫したいと思います。

というわけで、また次回に。