もうすぐ通訳案内士・二次試験だけど、一人でできる勉強法が知りたい。
合格できるよう、残り時間で対策できる参考書はないかな。
不合格を避けるべく、何か手を打たなければ...
そこで今回は、通訳案内士・二次試験に落ちない勉強法を提案していきます。
わたしも受験生だった頃、同じように不合格が怖かったです。また、実際に試験に落ちた年もありました。
今は、ご依頼に応じ稼働する通訳案内士です。(一応、国家資格持ってます)
通訳案内士の二次口述試験に不合格しないために
「全国通訳案内士試験ガイドライン」を見よう!
通訳ガイド二次試験で不合格だけは何としても避けたい。
受験者なら誰もが思うことです。
他には...
あるいは、「どんな基準で合格・不合格が決まるのか?」
など、気になることがたくさん出てきますね。
通訳ガイドになるため、少しでも不合格を避けるヒントが欲しいからです。
そんな時は、合否判定の基準を確かめると良いです。
ということで、通訳案内士二次試験ガイドラインを
もう一度、見なおします。
全国訳案内士 試験時間・内容・評価項目・合否判定
・試験時間は10分程度とする。
・内容は、試験官が読み上げる日本語を外国語訳し、その問題文に関連した質疑を行う「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑」、提示される3つのテーマから受験者が1つを選び、外国語で説明を行い、そのテーマについて試験委員と外国語で質疑応答を行う「プレゼンテーション問題」の2題とする。
なお、「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑」において、試験委員が読み上げる問題内容については、メモを取ることを認める。
・合否判定に当たっては、試験委員ごとに基準が大きく異なることがないよう、あらかじめ以下を含む評価項目について、具体的な評価基準を設定しておくものとする。合否判定は当該合格基準点(原則として7割)に達しているか否かを判定することにより行う。
評価項目
・プレゼンテーション
・コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)
・文法及び語彙
・発音及び発声
・ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答え等日本政府観光局(JNTO) 公式ウェブサイト
「全国通訳案内士試験ガイドライン」より引用
「全国通訳案内士試験ガイドライン」引用です。
(文章は2019年版から参照させて頂きました。
全て11月11日現在の情報です)
これを読むと、二次試験・不合格を避けるための対策法が見えてきませんか?
※2019年11月11日現在の情報です
「全国通訳案内士試験ガイドライン」では、他にもヒントとなる情報が読み取れます。
二次試験への的確な努力ができるよう、口述試験の決まりを把握すると安心です。
引用箇所だけではなく全体を、自分でも読み返してください。
二次試験で通訳案内士に不合格にならないために
1.文法対策で通訳案内士・二次試験の不合格を回避
二次口述試験では、正しい文法で英語を話した方が良いです。
評価項目にも「文法」と、ハッキリ記載されていますね。
緊張に負けず完全な文で話せるよう、文法書を用いて対策します。
やり方はシンプルで、毎日数ページずつ読むだけです。
おすすめする「総合英文読解ゼミ」は、各ページで文法に則った例文が載せてあり、見るだけでも勉強になります。
少しずつ日課として続ければ、記憶のどこかに残っていくものですよ。
その中で不安な文法を見つけたら、必ず改善を図ります。
この参考書は、通訳案内士試験に限らず他の検定試験でも活用できます。
そのままだと重いので、参考書はバラバラにして使用します。小冊子のような状態で必要ページを携帯すれば、何時でも何処でも文法学習できます。
上記の参考書と限らず、お手持ちの文法書があれば、バラバラにして勉強することをおすすめします。
ソフトカバーの参考書であれば、うまく解体できると思います。
2.二次試験・不合格を避けるのに必須の単語対策
単語対策は慣れた参考書を使った方が良いです。
二次試験で急に語彙を増やすことは難しく、一次試験までに増やせた言葉があるのなら、それを確実に運用する方が効率的だからです。
評価項目には、「語彙」「発音」「発声」とあり、前述の「文法」と合わせ、重視されることが見て取れます。
受験者にとっては、文法と同じく単語も疎かにできないという意味です。
それでも増やしたい語がある時は、別の本を取り入れても良いと思います。
わたしは、「これを英語で言えますか?デラックス」(講談社)をバラバラにして勉強しました。
この本は、メインの対策本がカバーしきれない語を補うのに便利です。
この参考書の良いところは、日本事象について伝統的な語と、コンピュータとメール用語、ビジネス用語(日常レベル)、生活習慣の単語など現代的な語が一冊で勉強できる点です。
過去問題を見ると、二次試験は伝統行事と現代社会、両分野から出題される傾向にあります。対策に使う参考書は、両方の項目の掲載があれば安心です。
この記事には引用していないのですが、「全国通訳案内士試験ガイドライン」にも出題の分野が具体的に明記されています。
もしも見落としているならば、その部分も今いちど確かめると良いです。
これまでの単語対策に不安を感じる時など、補助教材として下記の参考書を取り入れてはどうでしょうか。
3.日本事象対策で不合格にならない二次試験に
二次試験に合格するには、英語対策だけでは足りません。
日本語で出される問題について、話す内容がないと回答できないからです。
想定しないトピックが出ても対応できるよう、話題は豊富にしておくことです。
評価項目では、「コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)」という記載があります。
広く話題を準備すれば、会話を続けられる率が高まります。対策として、英語と日本語で両方の知識が欠かせません。
増やした知識については、設問に応じ自分の言葉で説明することで評価が高まります。
オールorナッシングの回答ではなく、取れる点数を積み上げて不合格を避けるのも一つの手ではないでしょうか。
本に書かれた全てを完璧に暗記できなくても、得た知識を様々に生かして説明できるよう工夫してください。
日本事象の対策には、下記タイプの参考書が役立ちます。
これと全く同じで無くても良いのですが、日本事象について日英の両言語で説明がある参考書が好ましいです。
参考書の勉強に疲れた時は、「トラッドジャパン」「ビギンジャパノロジー」のような動画を見ると知識が補強されます。
4.不合格を遠ざける通訳ガイドのメモ取り対策
二次試験では通訳問題も大きな要素を占めます。不合格を避けるため、大まかで良いのでメモ取り練習もした方がよいです。
念のため、もう一度「全国通訳案内士試験ガイドライン」を下記に引用します。
なお、「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑」において、試験委員が読み上げる問題内容については、メモを取ることを認める。
通訳案内士のメモ取りは、日英の両方で表記された参考書で対策できます。
日本語文を見ながら、自分の略語で書く訓練をしてみてください。何の準備もせず本番に挑むより、回答がしやすくなります。
あるいは、日本語文を声に出して訳すことで、通訳の練習もできます。
答あわせするには、英語と日本語で両方の標記があるものが好ましいです。
メモ取り方法のご提案はこちら。おすすめ参考書の記載あります。
5.全国通訳案内士試験ガイドラインを読み返す
始めの章で「通訳案内士試験ガイドライン」を引用しましたが、掲載した内容は全体の一部です。
ガイドラインには他にも、試験の決まりが幾つか書かれています。
・通訳案内士二次試験とは、どういった基準で出題評価される試験なのか?
・充分に理解して口述回答すれば、合格率が高まるのではないでしょうか?
通訳案内士・二次試験まで、まだ対策できる時間がありますよね。
今までの努力が報われ合格できるよう、応援しています。
- 全国通訳案内士試験ガイドラインを熟読
- 文法をできる限り改善
- 単語も発音・発声ともに見直し
- 日本事象を幅広く学習
- 通訳案内士のメモ取りも忘れずに!