「英検2級に受からない」と悩んでいる人いますか?
このまま受け続けるべきかどうか迷いますよね。
当ブログ運営者は、30代から国内で英語を独学し直しました。
英検2級のレベルからやり直し、今はいちおう通訳案内士です。
英検2級に受からないと思う人が2級を受けるべきか?見きわめる方法
英検2級に受からない気がして、試験を受けるべきか迷う人って多いと思います。
わたしも2級に受かる当時まで、受かる気がしませんでした。
だけど自分では力不足と思っていても、合格する場合もあるので、受験するかの判断ポイントについて書きます。
どちらかというと英語が得意科目
英検2級を受けるべきかについて、英語が得意科目であれば、受かる確率は高いですよね。
ただし英検だとテーマや単語が少し難しく、文も長めなので、学校英語が得意でも苦手意識を持つ人は多いかもしれません。
自分では英語ができると思っていたのに、なぜか英検に受からない。
そんな時は、戻ってきた成績表(分野別得点)を熟読し、良くない所を直せば大丈夫です。
英語が好きなのに英検に受からない場合、問題点と向き合えていないケースが殆どです。
自分に足りないところに気がついて、変える勉強をすれば合格に近づけます。
高校3年生までの英語が分かる
英語が得意科目というのは、高校3年生までの英語が大体は理解できるという意味です。
100%完璧ではなくとも、学校英語の知識があって、なおかつ必要に応じ問題点を改善する気力がある状態をさします。
基本的に語学の上達とは時間を要するもので、誰しも上手くいかないことの方が多いのです。
そのまま劣等感に苦しむよりも、勉強をやめてしまった方が、一時的には楽かもしれませんね。
だけど本当にそれで自分が納得できますか?
高校レベルの英語まで多少なりとも理解できたあなたなら、努力して英検2級に合格できないことはないと思うのですが。
英語を伸ばすための目標がほしい
それはそうと、あなたは英語の検定試験を何のために受けるのでしょう。
「2級くらい持ってないと恥ずかしい」と誰かに言われたからですか?
それとも「2級を持っていたら何となく格好がつく」と自分で思うからですか?
当ブログ「ともみろく」が思うに、英検には2つの大きな意義があります。
まず1つ目は「それまでの自分の英語学習の振り返りができること」そして、2つ目は「今ある英語力を伸ばすための目標にできること」です。
英検を受ける意義
・自分の語学力がどれだけ身についたか分かる
・自分の語学力をもっと伸ばすため活用できる
つまり、英検2級に受かるにしても落ちるにしても、受験者は自分の英語で身についた部分、あるいは足りない部分を客観的に知ることができます。
合格/不合格いずれにせよ、受験を通して必ず何かしらの学びが得られるはずです。
英検準2級に受かったことがある
英検2級を受けるべきか悩んでいる人の中には、過去に別の級に合格した方もおられるかもしれません。
例えば、すでに準2級には合格したけれど、2級に受かる自信がない場合などです。
「このまま2級を受験していいのかな?」と悩みますよね。
ですが準2級にいったん受かったなら、次はやはり2級を目指してみた方がよいと思います。
というのは、語学の上達とは常に、自分の限界と向き合うことでしか、成し遂げられないからです。
おそらく、初めのうちは落ちると思いますが、少なくとも成績表は戻ってくるわけで、それをヒントに改善すれば次に進む方向は見えます。
あるいは、無事に受かったとしても、あなたの英語はそこで終わりではありませんよね。
落ちた人と同じく、戻ってきた成績表が次の一歩に向けてのヒントとなります。
仕事や入試などで英検2級が必要
英検2級を受験すべき理由として、他には「仕事や入試に必要」といった事情もあるかと思います。
その場合は「2級を取らないと希望する大学の受験資格が得られない」「2級を取らないと希望する職に就けない」ので、英検2級に追いつくべく挑戦するしかありません。
今の自分より少し難しいレベルを目標に、合格すれば「自分は英検2級に受かるくらいの努力ができる人だ」といった自信にもなります。
それで夢や希望が叶いやすくなるのなら、英検2級は持っていた方がよいですよね。
英検2級に受からない人が2級を受けるべきではない理由と見きわめ方
ここまでは英検2級に受からない人が「受けるべき理由」を述べましたが、この先は「受けるべきではない理由」についても考えます。
「2級に受からない人」には主に2つのタイプがあり、「受験勉強すれば受かる人」と「2級の受験勉強より先に別の勉強が必要な人」がいるからです。
どちらかというと英語が苦手科目
英検2級を受けるべきかについて、英語が苦手科目なら、受からない確率が高いですよね。
苦手というのは、「学校の科目として勉強した時点で、分からない部分が多かった」という意味です。
その場合、レベルを落とし、まずは他の級に挑戦してみてはどうでしょう。(準2級や3級など)
ポイントは「今の自分より少し難しいレベルに挑戦すること」で、小さな挑戦と失敗と成功を繰り返すことにより、語学力は少しずつ伸びます。
2級があまりにも難しいと感じたら、目標のレベルを落とした方が勉強しやすく、成長もしやすくなります。
中学3年生までの英語が分からない
また、英検2級に受からない原因としては、中学3年生までの基礎英語が身についていないことも考えられます。
その場合、たとえ準2級に受かっていたとしても、2級には苦労するかもしれませんよ。
なぜかというと、基礎の文法が身についていないのに、何となくの感覚だけで準2級に合格してしまった恐れがあるからです。
2級は使われる単語やテーマが堅苦しく、一つ一つの文も長いため、一見したところ難しく感じられます。
けれど、単語の意味が分かり中学レベルの文法を理解していれば、解ける問題が多いのです。
というわけで、あまりにも何度も2級に落ちる場合、まずは中学レベルの文法が本当に分かっているか、復習をおすすめします。
過去問題でほとんど正解ができない
その他、「英検2級に受からない」と嘆いている人の中には、過去問題を真剣に見ていない方もおられるかと思います。
「実際に不合格だった」あるいは「受かる気がしない」というなら、まずは過去問題を解いてみてください。(過去問題は英検の公式ページで見られます)
その場合、テストに制限時間を設ける必要はありません。
何はともあれ過去問題が「解けるのか?」それとも「解けないのか?」を見きわめるのが先です。
「5割くらい解ける」なら2級の受験勉強、「解けない」なら別の勉強が必要になります。
しかしながら、過去問題を見ても「全く分からない」「ほとんど正解できない」場合は、まだ2級は受けない方がよいです。
英検を受けるのは自分の意志ではない
ところで「英検2級に受からない」と悩んでいるあなたは、英検を受けることが本当に自分の意志だと感じていますか?
「学校で全員が受ける決まりだから」「会社に受験するよう言われたから」など、英検を受けるきっかけが、自分以外の所から来るのはよくあるパターンだと思います。
けれど、最終的な決断として、受験は本当にあなたの意志によるものでしょうか?
もしも、「まわりの目が気になるから不本意だけど受ける」のであれば、自発的に勉強することもなく、2級に受かりにくくなるのは当然のことかもしれませんね。
2級に挑戦する時は、ぜひとも自分の意志で選んで欲しいものです。
仕事や入試で英検2級が必須ではない
さらに、あまりにも受からなそうな時に英検2級といったん距離を置いた方がよい理由として、「仕事や入試で今すぐ2級が必須ではない」場合も当てはまります。
2級が難し過ぎる(戻ってきた成績表が最低ランク)、あるいは何度も落ち続け改善の方法が分からない。
そんな時は、もっと身近な英語から勉強する方が効果的だと思います。
例えば、あなたが学生なら「学校生活に関わることを英語で表現できるよう勉強してみる」あなたが育児休暇中のワーキングマザーなら「育児に関することを英語で表現できるよう勉強する」といった具合です。
その場合、単語は辞書で調べること必須ですが、文型は中学3年生までの基礎を意識して使います。
難し過ぎて現実味が感じられない英検問題に取り組むより、日常生活に根差す感情や情景を、少しずつでも英語で言えるよう勉強する方が、ずっと上達する場合だってあるので。
その後で英検を受けてみれば、今より準備や合格がしやすくなると思いますよ。
こんな感じで、各項目を「あなたが今すぐ英検2級に取り組むかどうか」見きわめるヒントに、ご活用いただけると幸いです。
項目ごとに「+2点」「+1点」「0点」「-1点」「-2点」でチェックし、合計点数により「受ける/受けない」の判断ができるよう考えてみました。
次の質問に「はい」「いいえ」「どちらでもない」どれか一つで答えてください
質問 | はい | どちらでもない | いいえ |
どちらかというと英語が得意 | +2 | +1 | 0 |
高3までの英語が分かる | +2 | +1 | 0 |
英語を伸ばす目標が欲しい | +2 | +1 | 0 |
英検準2級に受かっている | +2 | +1 | 0 |
仕事や入試で2級が必要 | +2 | +1 | 0 |
どちらかというと英語が苦手 | -2 | -1 | 0 |
中3までの英語が分からない | -2 | -1 | 0 |
過去問題がほとんど正解できない | -2 | -1 | 0 |
英検受験が自分の意志ではない | -2 | -1 | 0 |
仕事や入試で2級が必須ではない | -2 | -1 | 0 |
ポイント小計 | |||
ポイント合計 |
※上記のチェック項目で、全てのポイント合計を数えます = あなたの点数
・合計点数が6点~10点の場合…受験勉強をしながら英検2級を受けよう
・合計点数がマイナス10点~プラス5点の場合…まずは準2級を目指そう
※準2級に受かっている人は英検2級の受験勉強ができるレベルを目指そう
点数はあくまで大まかな基準です。
最終的には、あなた自身が最も納得できる方向で、進めて行ってくださいね。
わたしも気づきがあれば再度お知らせします。ということで、また。